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フィールドワークに参加した東大生と福井県立大学の学生との交流が実現しました。

部局横断型教育プログラムのフィールドワークは、コロナ禍で中断されていましたが、今年の夏に3年ぶりに石川県白山市の北陸サテライト(ライン館)にて、3回に分けて実施されました。

また、7月に締結された福井県立大学との連携協定に基づき、フィールドワークに参加した東大生5名が、8月26日には県立大の永平寺キャンパスを訪問し、県大生と「中山間地域における空き家問題」について、議論をしました。9月8日には、同じく東大生5名が、福井県坂井市三国地区で県大生と一緒にまちあるきを行い、「三国湊の歴史をたどり、観光を考える」をテーマに、意見交換をしました。

 

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  • 投稿日:2022年09月08日

三重サテライトにて2022年度第1回ユマニテクプラザ5者連携セミナーが開催されます。

2022年9月29日(木)の15時00分~17時15分に、三重県四日市市のユマニテクプラザ1F玄関ホールにて、「『産学官連携で実現する四日市地域の魅力創出と産業競争力強化』
~<DX、SDGsなども視野に入れ~」をテーマに、2022年度第1回ユマニテクプラザ5者連携セミナーが開催されます。会場参加とオンライン参加が可能です。

詳細とお申込みはこちら

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  • 投稿日:2022年09月01日

三重サテライトに土田千愛特任助教が着任しました。

当機構三重サテライトに土田千愛特任助教が着任しました。

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  • 投稿日:2022年08月16日

手取川ダムカレーワークショップを開催しました

7月26日,水源地域振興の一環で手取川ダムカレーワークショップを開催しました.
平野部に手取川ダムカレー(要予約)はありましたが,水源地である白山麓地域にはまだありませんでした.

手取川ダムという国内最大級のインフラを地域資源として、なにか水源地振興ができないかと地域の方と考えたのがきっかけでした.

坂本特任助教は,地元飲食店の雪だるまカフェの方と一緒に開発を企画しました.

今回,国土交通省北陸地方整備局金沢河川国道事務所の手取川ダム管理支所にも協力いただきました.支所長からは手取川ダムについての構造の説明をいただきました.

それをもとに,参加者の地元建設業の技術者の方々や地元食文化に詳しいお母さん達、白山焼きの陶芸家さんなどでダムカレーのデザイン,地元食材をどうするかなどワークショップを行いました.

ワークショップでは,様々なアイデアが出され,新たな水源地域の観光資源となりそうです.
完成までもう少し時間がかかりますがぜひ出来上がった際には,みなさん食べにきてもらえればと思います.

<北國新聞7月31日掲載「手取川ダムカレー開発中 石川・白峰、魅力発信で住民」>

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/811810

手取川ダムカレーワークショップチラシ

ダムカレーワークショップの様子

ダムカレーワークショップでアイデアスケッチ

福井県立大学地域連携本部と連携協定を締結しました。

当機構では北陸サテライトを置いて、北陸三県での地域連携を進めていますが、7月19日に、福井県立大学地域連携本部と連携協定を締結しました。福井県立大学永平寺キャンパスでは、締結式の後、記念シンポジウムが開催され、250名の参加者の前で、坂田一郎機構長が、「次期国土形成計画と北陸地域の未来戦略」と題した基調講演を行いました。後半のパネルディスカッションでは、「北陸新幹線延伸による福井地域の発展可能性と課題」について議論がなされました。今後は、フィールドワークを通じた学生間の交流や地域産業に関する共同研究などが実施される予定です。

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  • 投稿日:2022年07月19日

地域をあげた祝福!-ライン館と手取川で結婚式が行われました-

最近,ライン館(北陸サテライト)には,色んな相談が寄せられます.2か月前のある夜のことでした.夜,坂本特任助教がサテライトで仕事をしていると,「こんばんはー」とサテライトのご近所さんの一組の婚約された2人が訪ねてこられました.

「川で結婚式ってどうやったらできますかね?」

というのが今回寄せられた相談でした.お二人はこの白峰地域で出会ったことから,白峰の皆さんに結婚式を見てもらいつつ,白峰らしい結婚式をしたいとの想いから考えた末に手取川の芝生広場で開放的な結婚の披露ができないか思い至ったそうで,川といえば,坂本先生と思い,相談に来たとのことでした.

坂本特任助教にとっても初めての河川利用の企画でしたが,市や県とも相談しつつ,利用許可も「川を活かした市民集会(挙式風)」ということで取得でき,河川結婚式の素地が整いました.

当日晴れたら川で結婚式ということでしたが,午前は雨でしたので,地域の方々の活動拠点にもなっているライン館(北陸サテライト)で挙式が行われました.

当日は多くの方々が祝福に訪れ,屋内以外にも縁側から覗く方々もいらっしゃいました.
地域をあげた祝福の場としてライン館が活用され,地域に愛されるライン館になってきたこと嬉しく思います.

午後は晴れましたので,お二人は河川敷でも撮影し,いい結婚日和の日となりました.
お二人の結婚式の様子は,翌日でも大々的に報じられ,白山麓地域のおめでたいニュースとなりました.

<中日新聞:7月11日:愛と餅 日本一周の旅へ とち餅職人 山田さん・大沼さん夫妻 交流計画>

https://www.chunichi.co.jp/article/505544

<北國新聞7月11日:永遠の愛、ライン館で誓う 白峰移住 山田夫婦 親族,住民70人で「めでた」>

https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/793014

ライン館結婚式

坂本特任助教はリングピロー亀の役割でした

地域をあげた祝福に包まれました

雨上がりに河川空間でも記念撮影

(写真提供:新郎新婦)

大阪府高槻市で芥川川づくり現地視察&講演を行いました

7月8日,高槻市と市民が協働でつくる「芥川ひととさかなにやさしいかわづくりネットワーク(通称:芥川倶楽部)」では15年,高槻市の中心地を流れる芥川を軸とした川づくり・まちづくりが行われてきました.

これからどのように芥川の川づくりを行っていくか議論する話題提供を坂本特任助教が「日本全国川巡り」と題して行いました.(以前,2月にNHKラジオで紹介したものをベースとしています)

また,講演翌日には,芥川の川づくりを見学し,市民参加でつくった魚道を見せてもらいました.芥川の川づくりはどんどん進化を続けていて、芥川倶楽部考案のいい魚道がたくさんできてどんどんアユがのぼっていました.

また,高槻市さんからはこれを機に東京大学地域未来社会連携研究機構と様々なかたちで連携していければという熱いメッセージもいただき,今後も地域づくりに対し協働していければと思います.

講演題目「日本全国川巡り」(北陸サテライトの様子も紹介しました)

講演会の様子

淀川水系芥川現地視察

市民参加でつくった魚道

国土交通省社会実験イベント7月7日全国同時水辺で乾杯が行われました(初の手取川会場)

7月7日に水辺で乾杯を行いました.
水辺で乾杯とは国土交通省が2015年より行う社会実験企画で,7月7日(川の日)の午後7時7分に全国同時に水辺で乾杯を行い,水辺空間の活用を盛り上げていこうという趣旨のものです.

これまで全国の各地の水辺で行われてきましたが,手取川では初とのことでした.
手取川上流域の白峰河川公園前の高水敷は芝生空間,あずまや,モニュメントなど人が滞在するのにいい空間があり,この空間を何か活かしていけないかとのことから地域の皆さんやアーティストの方々と一緒に企画しました.

当日は,石川県内では,犀川大橋,梯川河口,手取川(白峰)で行われましたが,手取川も大変賑わい約100名の方々が集まりました.

開催にあたり,白山市の防災無線では,水辺で乾杯のアナウンスが行われたこともあり,多くの方に関心をもっていただくことができました.(普段,様々な情報提供がされる防災無線ですが,きっと水辺で乾杯のアナウンスは初でしょう.)

国交省,環境省,白山市ジオパーク・エコパーク推進課,白山市のゆるキャラ(ゆきママ)も駆けつけてくださり,大いに盛り上がりました.

また,白山麓のクロモジを蒸留してつくるソーダを(株)ファブリックさんが乾杯用に参加者の方に提供いただくなど,非常に盛り上がりました.

デザイナーの澤田さんには灯りアートをご協力いただき,天の川をイメージした灯りは暗くなってきてから幻想的なものでした.

特別にお金をかけなくても,創意工夫と一人一人が少し汗をかけば,こんなにも楽しい空間になるということが実証でき,改めて河川の公共空間活用の可能性を感じました.

(※写真提供:トラベルフォトライター土屋香奈氏)

<北國新聞7月8日:https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/790513

福井県立大学永平寺キャンパスにて「北陸新幹線が創るふくいの未来」をテーマに、福井県立大学地域連携本部との連携協定締結記念シンポジウムを開催いたします。

2022年7月19日(火)の13時30分~16時30分に、東京大学地域未来社会連携研究機構と福井県立大学地域連携本部との連携協定締結を記念して、福井県永平寺町の福井県立大学講堂にて、シンポジウムを開催いたします。坂田一郎機構長による「次期国土形成計画と北陸地域の未来戦略」と題した基調講演と、「北陸新幹線延伸による福井地域の発展可能性と課題」と題したパネルディスカッションが行われます。

詳細とお申し込みはこちら

手取川ダム水源地域振興として,手取湖げんき団との湖面体験が行われました

北陸サテライト近郊には日本屈指の手取川ダムがあります.
(堤高153m,堤頂長420m,総貯水量:2億3100万m3,流域面積428.2km,湛水面積525ha)

ダムを水源地域の資源として盛り上げていこうと住民の方々中心となりはじめた活動の一つに「手取湖げんき団カヌー・カヤック倶楽部」があります.

2004年から活動を開始し,これまでダム湖の湖面利用としてダム管理者と連携しながら,カヌー体験活動などのアクティビティを行ってきました.

坂本特任助教も試乗会に参加し,ダム湖をカヤックにて周遊しました.
手取川ダム右岸側面には,日本地質学発祥の地として化石露頭で有名な「桑島化石壁」,ダム湖に流入する「小嵐の滝」など,普段,道路からはアクセスできない場所の地形地質を船上から観察できました.

その後,げんき団の皆さんと課題と意見交換を行いました.
げんき団の活動に関する課題もお聴きでき,今後,北陸サテライトとしても,あらゆるかたちで元気団の活動を応援し,元気な水源地域を目指していければと思います.

日本最大級の手取川ダム

カヌーで手取川ダム湖を回遊

日本地質学発祥の地と呼ばれる「桑島化石壁」の露頭があります

ダム湖流入河川である「小嵐の滝」(カヌーでしかアクセスできません)