第2回ブラウンバッグ・ワークショップを開催しました。
2月13日(月)お昼に、三重サテライトにて、「海外会社経営者としての経験から思うこと~米国、メキシコ、豪州、ブラジル~」をテーマに、第2回ブラウンバッグ・ワークショップを開催しました。
今回は、ユマニテクプラザ1階の三重大学北勢サテライト様、みえ大橋学園様、三重県産業支援センター北勢支所様、同技術支援課様、ユマニテクプラザ2階の株式会社国際電気セミコンダクターサービス様から合計11名の皆様にご参加いただきました。
講演者は、三重大学北勢サテライト・産学官連携コーディネーターの森井正美氏です。住友電装株式会社で、米国10年、豪州4年、ブラジル6年と、計20年間にわたり海外に赴任され、各国で社長としてご尽力なさった貴重なご経験について、お話ししてくださいました。
赴任先のインフレーション・為替変動の影響を受け、隣国に新たに工場を設立し、事業の軌道修正を図ったこと、治安の悪い地域では、「夜間は赤信号でも交差点に停まるな!」など独特のルールに則った生活を送っていたこと、日々の生活の中で感じた移民の貧富の差など、幅広くご経験を共有していただきました。
また、海外勤務・生活経験を通じ、海外と日本のビジネスのやり方の違い、海外から見た、日本の多文化共生、日本企業の「国際化」について、「ビジネス文化の違いが個人の価値観の違いを生んでいるのではないか」、「多文化共生は、『移民の国』では当たり前すぎてピンとこない」といった森井氏のお考えもお聞きしました。
参加者からは、言語の違い、海外生活が子どもへ与える影響、海外事業展開に関する視点、海外赴任期間の上限などについて質問が出されました。率直に思ったことを気軽に聞くことができることも、ブラウンバッグ・ワークショップの魅力だと感じます。
お忙しい中、ご準備・ご発表いただきました森井様、ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
ユマニテクプラザの各テナントの皆様には、三重県内で多文化共生に関する研究を進めるうえで、いろいろな機関や方々をご紹介いただいたり、四日市市におけるスマートシティ化に関する研究事業を進めるうえでご助言を賜ったり、日頃から大変お世話になっております。