名前 鎌倉 夏来(かまくら なつき)
所属 総合文化研究科 広域科学専攻 広域システム科学系
職名 准教授
学位 博士(学術)
専門分野 経済地理学、工業地理学
所属学会 日本地理学会,経済地理学会,人文地理学会,産業学会,Regional Studies Association
■著書■
- 松原宏・鎌倉夏来 2020.『工場の経済地理学(改訂新版)』原書房.
- 鎌倉夏来 2018. 『研究開発機能の空間的分業:日系化学企業の組織・立地再編とグローバル化』東京大学出版会.
- 松原宏・鎌倉夏来 2016.『工場の経済地理学』原書房.
■著書(分担)■
- Kamakura, N. 2022. Management Issues in Global R&D of Japanese Chemical Companies. In: Taira, A., Schlunze, R.D. (eds) Management Geography. International Perspectives in Geography, vol 19. Springer, Singapore.
- 鎌倉夏来 2022.研究開発機能の空間的分業.松原宏編著『新経済地理学概論』原書房.95-114.
- 鎌倉夏来 2022.海外での未来技術と地域の取組.松原宏・地下誠二編『日本の先進技術と地域の未来』東京大学出版会.311-332.
- 鎌倉夏来 2018.製造業 企業行動と産業再編にかかわる動向.経済地理学会編『経済地理学の成果と課題 第Ⅷ集』経済地理学会.84-91.
- 松原宏・鎌倉夏来 2018.EUにおける産業集積政策.松原宏編著『産業集積地域の構造変化と立地政策』東京大学出版会.317-330.
- 鎌倉夏来 ・松原宏 2018.広域関東圏における産業集積地域.松原宏編著『産業集積地域の構造変化と立地政策』東京大学出版会.71-86.
- 鎌倉夏来 ・松原宏 2018.内陸工業集積:神奈川県相模原市―都市化の進展と産業集積の縮小.松原宏編著『産業集積地域の構造変化と立地政策』東京大学出版会.87-112.
- 鎌倉夏来 ・松原宏 2018.近郊工業都市:東葛・川口地域―県境を越えた集積間連携の試み.松原宏編著『産業集積地域の構造変化と立地政策』東京大学出版会.113-148.
- 鎌倉夏来 2016.グローバル知識結合と研究開発の地理的集積.松原宏編著『知識と文化の経済地理学』古今書院.18-32.
■論文(査読有)■
- Baeza-Gonzalez S. and Kamakura N. 2022. Constraints and opportunities in mapping Japanese patent information. Komaba Studies in Human Geography. 24: 45-60.
- Kamakura N. 2022. From globalising to regionalising to reshoring value chains? The case of Japan’s semiconductor industry. Cambridge Journal of Regions, Economy and Society. 15-2: 261–277.
- 松原宏・鎌倉夏来 2020.東北地域における分工場経済の構造変化に関する一考察.東京大学人文地理学研究. 23: 38-58.
- 鎌倉夏来・松原宏 2014.広域関東圏における地域産業集積の変化と政策的課題―工業統計メッシュデータの分析を中心に―.E-Journal GEO.9-2: 27-64.
- 鎌倉夏来 2014.研究開発機能の組織再編と立地履歴―旧財閥系総合化学企業における空間的分業の事例―.地理学評論.87-4: 291-313.
- 鎌倉夏来 2014.化学産業における技術軌道と研究開発機能の立地力学―機能性化学企業3社の事例―.経済地理学年報.60-2: 92-115.
- 鎌倉夏来 2014.研究開発機能の空間的分業と企業文化―繊維系化学企業の事例―.人文地理.66-1: 38-59.
- 鎌倉夏来・松原宏 2012.多国籍企業によるグローバル知識結合と研究開発機能の地理的集積.経済地理学年報.58-2: 118-137.
- 鎌倉夏来・松原宏 2012.大規模工場の機能変化と進化経済地理学―首都圏近郊の東海道線沿線を中心に―.東京大学人文地理学研究. 20: 57-79.
- 鎌倉夏来 2012.首都圏近郊における大規模工場の機能変化―東海道線沿線の事例―. 地理学評論.85-2: 138-156.
■論文(招待)■
- 鎌倉夏来 2021.日系化学企業における研究開発機能の空間的分業に関する経済地理学的考察.化学史研究.48-1: 1-13.
■書評■
- 鎌倉夏来 2019.山﨑 朗編著: 地域産業のイノベーションシステム──集積と連携が生む都市の経済.地理学評論.92-5: 309-310.
■調査報告書■
- 地域未来社会連携研究機構 2021.福井における繊維産業魅力発信のための施策に関する調査研究報告書
- 地域未来社会連携研究機構 2020.三重県四日市市における製造業企業のIoT化・AI導入促進施策の研究報告書(概要版のみ公開)
■その他■
- 鎌倉夏来 2024.国内回帰を見据えた工場立地戦略と地域経済の展望. PHARM TECH JAPAN.vol.40, No.12: 7-12.
- 鎌倉夏来 2024.RESASの活用と産業立地政策. 区画整理士会報.No.230: 6-10.
- 鎌倉夏来 2024.東北地域における製造業の構造変化と今後の可能性. NETT(ほくとう総研機関誌).No.124: 4-9.
- 鎌倉夏来 2023.製造業の国内回帰と今後の国内立地のあり方. 産業立地.62-3: 7-11.
- 鎌倉夏来 2021.ポストコロナにおける製造業の地方立地―「国内回帰」との関係から. 産業立地.60-3: 19-23.
- 鎌倉夏来 2020.2019年学界展望 製造業. 人文地理.72-3: 270-273.
■学位論文■
- 博士論文:『日系化学企業における研究開発機能の空間的分業と知識フローに関する地理学的研究』(東京大学大学院総合文化研究科・2015年度)
- 修士論文:『化学企業における研究開発機能の立地履歴と新空間分業』(東京大学大学院総合文化研究科・2012年度)
- 卒業論文:『首都圏近郊地域における大規模工場の機能変化と跡地利用―東海道線沿線を事例に―』(東京大学教養学部・2010年度)
■国内学会発表■
- Kamakura N. and Baeza-Gonzalez S., ”Characterizing Japan’s Technological Regions Using Patent Data”, 『2023年度日本地理学会春季学術大会』, 青山学院大学, 2024年3月
- 鎌倉夏来、「製造業の国内回帰と地域の再工業化―進化経済地理学の視点から―」『進化経済学会 2023年度 福井大会 本大会』、福井県立大学、2024年3月
- 鎌倉夏来、「化粧品生産の長期的立地変化と製品開発」『2020年度産業学会東部部会』、オンライン開催、2020年12月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業における研究開発機能の空間的分業に関する経済地理学的考察」『2020年度化学史学会年会』、オンライン開催、2020年7月
- 鎌倉夏来、「技術イノベーションシステムの地理的特徴―AI 関連技術の事例―」『2019年度日本地理学会春季学術大会』、駒澤大学、2020年3月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業におけるグローバルR&Dの経営的課題に関する一考察」『2017年度日本地理学会春季学術大会』、東京学芸大学、2018年3月
- 鎌倉夏来、「技術軌道の空間性と産業立地―日本の工作機械産業を事例に―」『新産業地域学ワークショップ』、岡山大学、2017年12月
- 松原宏・鎌倉夏来、「日本における工作機械産業の立地競争力 ―北陸地域の工作機械企業を中心に―」『2017年度経済地理学会関東支部12月例会』、東京大学、2017年12月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業における研究開発機能の空間的分業と知識フローに関する地理学的研究」『経済地理学会 第64回大会』、明治大学、2017年5月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業による研究開発機能のグローバル展開」『2016年度産業学会東部部会』、中央大学、2016年12月
- 松原宏・鎌倉夏来、「首都圏近郊内陸工業地域の構造変容―神奈川県相模原市を事例に」『2016年度日本地理学会秋季学術大会』、東北大学、2016年9月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業における研究開発機能のグローバルな空間的分業の構築とマネジメント」『2015年度日本地理学会秋季学術大会』、愛媛大学、2015年9月
- 鎌倉夏来、「日本の大手化学企業における国際競争力―グローバルな立地調整の視点から―」『第53回産業学会全国研究会』、中央大学、2015年6月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業におけるR&D機能のアジア展開」『2014年度日本地理学会春季学術大会』、No.706、日本大学、2015年3月
- 鎌倉夏来、「日系化学企業におけるグローバルR&Dの立地と知識フロー」『2014年度経済地理学会関東支部1月例会』、東京大学、2015年1月
- 鎌倉夏来、「四日市市における工場の立地履歴と機能変化」『四日市学シンポジウム 四日市コンビナートの明日を考える』、四日市大学、2014年12月
- 鎌倉夏来、「化学企業の研究開発機能における立地履歴と新空間分業」『2013年度経済地理学会関東支部4月例会』、明治大学、2013年4月
- 鎌倉夏来、「研究開発機能の立地履歴と新空間分業―日本の化学企業9社の事例」『2012年度日本地理学会春季学術大会』、No.808、立正大学、2013年3月
- 鎌倉夏来、「首都圏における大規模工場の機能変化と地域産業政策の課題―神奈川県内の東海道線沿線を事例として―」『2011年度人文地理学会秋季学術大会』、No.309、立教大学、2011年10月
- 鎌倉夏来、「東海道線沿線の大規模工場における研究開発機能の進化過程」『2010年度日本地理学会春季学術大会』、No.310、明治大学、2011年3月
■国際学会発表■
- KAMAKURA Natsuki, ”Revisiting the Periphery Concept in the Geographies of Innovation and its Applicability to Technological Trajectories”, IIR Innovation Workshop 2024, 東京, 2024年8月
- KAMAKURA Natsuki, ” Locational Change of the Machine Tool Industry in Japan: Focusing on the Machine Tool Firms in the Hokuriku Region ”, Fifth Global Conference on Economic Geography 2018, ケルン, 2018年7月
- KAMAKURA Natsuki, ” Restructuring Industrial Areas in an Age of Industrial Decline: Case of a Suburban City in the Tokyo Metropolitan Area ”, RSA Global Conference 2018, 北京, 2018年6月
- KAMAKURA Natsuki, ” The Geography of R&D and Technological Trajectory: Case of Japanese Chemical Companies ”, AAG Annual Meeting 2018, ニューオーリンズ, 2018年4月
- KAMAKURA Natsuki, ” Globalization of R&D and Change in Spatial Division of Labor in Japanese Chemical Companies”, RSA Student and Early Career Conference, ニューカッスル, 2017年11月
- MATSUBARA Hiroshi and KAMAKURA Natsuki, ” Functional Evolution of Large-Scale Factories and Regional Resilience in Mie Prefecture”, Fourth Global Conference on Economic Geography, オックスフォード, 2015年8月
- KAMAKURA Natsuki, ” Globalization of R&D in Asia: Cases of Japanese Chemical Companies”, Fourth Global Conference on Economic Geography, オックスフォード, 2015年8月
- KAMAKURA Natsuki, ” Globalization of R&D and New Spatial Divisions of Labor in the Chemical Industry: Case of Japanese Companies”, 61st Annual North American Meetings of the Regional Science Association International, Session 194, ワシントンDC, 2014年11月
- KAMAKURA Natsuki,”New Spatial Divisions of Labor and Locational Hysteresis of R&D in Japanese Chemical Companies”, Korea-Japan/Japan-Korea Economic Geography conference: Creative Economy and the Future of Economic Geography, ソウル, 2013年11月
- KAMAKURA Natsuki, ”New Spatial Division of Labor in Research and Development: Case Study of a Japanese Chemical Company”, IGU 2013 Kyoto Regional conference, 京都, 2013年8月
- KAMAKURA Natsuki, ”Evolutional Process of R&D Functions within Large Factories in the Capital Region, Japan”, Third Global Conference on Economic Geography 2011, Session62,ソウル, 2011年6月
■社会活動■
- 2024年9月~2025年3月 東北経済産業局「東北地域の半導体立地に係るアドバイザリーボード」 委員
- 2024年8月~2024年9月 帝国データバンク(経済産業省)「地域未来牽引企業の選定基準検討委員会」 委員
- 2024年5月~継続中 経済産業省「産業構造審議会製造産業分科会」 委員
- 2023年7月~継続中 経済産業省「産業構造審議会総会 及び 産業構造審議会地域経済産業分科会」 委員
- 2021年9月~2024年3月 中部圏社会経済研究所「中部圏における広域地方計画の将来展望研究会」委員
- 2021年7月~継続中 東京書籍 中学校教科書(地理)編集委員
- 2021年5月~継続中 地域総合整備財団「地域イノベーション連携研究会」委員
- 2020年6月~2021年3月 地方自治研究機構「近接する都市整備に伴う相互波及・効果を踏まえた経済効果の検証に関する調査研究委員会」委員(神奈川県藤沢市)
- 2018年6月~2019年3月 平成30年度経済産業省 中部経済産業局 電力・ガス事業北陸支局「地域中核企業及びその候補を対象とするIoT等先進技術習得・活用推進事業」コーディネーター
- 2018年4月~継続中 東京書籍 高等学校教科書(地理)編集委員
■研究職歴■
- 2020年4月~ 現職
- 2016年5月~ 東京大学総合文化研究科 助教
- 2016年4月~2016年5月 日本学術振興会特別研究員(PD)明治大学
- 2013年4月~2016年3月 日本学術振興会特別研究員(DC1)東京大学
■その他■
- 平成27年度 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻・一高記念賞
- 平成24年度 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻・奨励賞