学外連携機関等紹介 学校法人みえ大橋学園
学校法人みえ大橋学園
理事長 大橋 正行 氏
◆連携協定締結の背景
東京は日本の「知」の中核です。一方で、四日市市は知的水準が高く、それぞれまちに「願い」があるものの、同床異夢で、まとまりがないところがあります。また、四日市市の社会人で大学院に通う人は少なく、大学院での学びを実務に活かせる者も限られています。ですので、多様なテーマを扱い、世の中を形作っている諸相が少しずつ刺激を受け、それぞれの立場の人々が協力し合って、「知」を体系立てて行くようなハブ(「知の拠点」)をユマニテクプラザに作りたかったという思いがあります。三重県が東京大学を誘致したことを受け、三重大学にも声をかけて、5者連携協定を交わしました。
◆今後への期待
「知」は、時間をかければ体系化されていくかもしれせん。しかし、時間が経つに連れて人々は本質的なことを忘れ、ズレが生じることもあります。ですので、常に相手の利益や「願い」を考えながら、論点や課題について地道にやり取りを重ねることが重要です。三重県と四日市市(5者協定外であるが)が「願い」を伝え、三重大学や東京大学と向き合う必要があります。
私の役割としては、どんなに小さなことでも聞いてあげること、そして、個々の事象がまっとうに動いているかどうかを見ていることだと思います。
今後はテーマを絞ってやっていければと思います。1つのテーマを大事に温めながら育てていくこと、そこから普遍のものをどうやって導き出すか。収穫は目に見えないものです。
東京大学との関係は、これからも新しい形で創り上げて行きたいと思っています。
◆関連資料・URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sangakukanjournal/16/4/16_11/_pdf/-char/ja