学外連携機関等紹介 三重大学
三重大学
社会連携担当理事 酒井 俊典 氏
◆連携協定締結に対する思いとこれまでの取組
三重大学では「三重の力を世界へ 世界から三重へ 未来を拓く地域共創大学」を大学ビジョンに掲げ三重県の特性を活かした様々な取組を進めています。しかしながら、地方大学のみではなかなか展開できないところがあるため、他大学、企業、行政との連携が重要になります。その点、東京大学は研究面でも教育面でも水準が高く、両者の連携体制の充実を図りながら、相互の教育・研究の充実と地域共創活動の展開を進める事は、三重大学にとっても得るものが大きいと考えており、今後も一層色々な取組が進められればと思っています。
これまで三重大学は東京大学とともに、ユマニテクプラザ5者連携協定に基づき実施しているセミナー、三重県東員町における「AIと電力データを用いたフレイル検知の実証実験」などに取組んできました。
◆今後への期待
現在、三重大学では、特に「紀南オープンフィールド構想によるみどりのアントレプレナー共創拠点」をテーマにした「JST共創の場形成支援プログラム(地域共創分野)」の取組や、カーボンニュートラル、医療DX、神事・産業・医療用大麻に関する研究など、三重県内にある5か所のサテライトを基盤とした教育・研究活動に力を入れています。新たな社会構造の枠組みを作っていくためには、やはり地域や他大学との連携が欠かせません。今後は、このようなプロジェクトにおいても東京大学と連携できればと思っています。三重県の特性に根差したプロジェクトを進めるにあたり、地域では「当たり前」と思ってしまっている価値を、外から気付かせてもらうことも期待しています。
5者連携セミナーで講演をする三重大学北勢サテライト長 今西 誠之 教授
◆関連資料・URL
「フレイル対策コンソーシアム」
https://frailty-prevention.org/