北陸サテライト通信

白山手取川ジオパークの世界登録に向けた審査会が北陸サテライトで開催されました

白山手取川ジオパークは現在,日本ジオパークに登録されています.
優れた地質遺産を世界に発信する取り組みとして,世界ジオパーク登録に向けた準備が進められてきました.
2年間コロナ禍で世界登録に関する海外審査員の訪問が実現していませんでしたが,今回実現しました.(文部科学省,石川県,白山市,関係大学などの関係者も同席し,行われました)
審査員の2名(クリスティン ランネス氏(ギア ノルベジカ ユネスコ世界ジオパーク 理事長)とラサヌバリ アズマ ラマ アブドゥ ハミッド氏(ランカウイ ユネスコ世界ジオパーク 地質学者)は,6日~10日の日程で白山手取川ジオパークの現場を視察されました.
北陸サテライトでは教育機関とのジオパークの連携についての紹介が行われました.

紹介内容は下記です.
・筑波大学世界遺産演習とジオパーク教育
・金沢大学SDGsプログラムとエコパーク・ジオパークの連携
・金沢工業大学のジオパーク地域での社会実験
・東京大学北陸サテライト(ライン館)での教育・研究・社会活動

坂本特任助教(白山手取川ジオパーク学術委員)も,各大学の学生達のジオパーク学習拠点,地域住民のジオパークを身近に学ぶ場としてもライン館(北陸サテライト)がジオパーク教育に果たしている役割について紹介しました.

意見交換は終始和やかな雰囲気で行われました.
白山市も大学も市民も「チーム白山手取川」として,一丸となって審査員の方々にプレゼンし,魅力や重要性を伝えました.
「ユネスコ世界ジオパーク」の認定は,12月に審議されるとのことです.
朗報を待ちたいと思います.

※本記事に関する関連記事はこちらにも紹介されています.
<北國新聞10月7日>
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/873960

 

ライン館(北陸サテライト)の紹介

海外審査員との意見交換